スイッチ 悪意の実験 – 潮谷験

「もしこのスイッチを誰かが押したら」という話はそれなりにある気がするのですが、まったく知らない人がやっているパン屋の資金援助が止まる、というのはかなり珍しいのではないかと思います。
しかも押しても押さなくても報酬がもらえる、となると、どこにも押す理由が存在しない。
ただただ嫌がらせをするかどうかの純粋な悪は存在しうるのか、、、

もちろん実際には単純な実験ではなく、いろんな背景が複雑に絡み合ってくるのですが、最後にどうなるのかが全然読めずに、後半は一気に読めました。

(以下、ネタバレあり)
最後が気になって一気に読んだのですが、終わり方としてはなるほどーー、まあそんな感じになるかーと。
二重人格オチとまでは言わないまでも、もう少し普通の人でもリアルに感じられる方向であれば最高だったように思いました。

 

スイッチ 悪意の実験
潮谷験
講談社文庫
★★★★☆(4点)